2019年が仮想通貨(暗号資産)市場への参入チャンスの年だと思う理由

仮想通貨市場は、まだ個人投資家の多い小さな市場で、
法整備も整っておらず、未成熟な為、投機的な側面が多くあります。
したがって、一昨日から暴落したような、大口投資家(クジラ)の価格操作などが簡単に行われてしまいます。
仮想通貨ビットコイン急落の背景にクジラによる価格操作か 米人気SNSで観測が広がる|今後のサポートは?
コインテレグラフ
6月4日午後19時の仮想通貨相場は、全面安の展開となっている。ビットコイン(BTC)は午前8時過ぎに1時間ほどで700ドル以上急落。現在も8000ドルを下回る水準で推移している。急落の要因は分かっていないが、米人気SNSでは大口投資家によるビットコインの資金移動が影響したのではないかという観測が出ている。
クジラの価格操作?
米国の人気SNSレディットでは今回のビットコイン急落の背景にクジラ(ビットコインの大口投資家)による投げ売りがあるという指摘が出ている。短時間で巨額資金を動かしてビットコイン価格を下げることで、利益をあげたのではないかという見方だ。
ー急落の20~30分前に、クジラが2万5000BTC(当時2億1500万ドル)をコインベースに移動
ー急落の1時間後、クジラが1万4000BTC(当時1億1200万ドル)をコインベースから他のウォレットに移動
ーその40分後、クジラが1万1000BTC(当時8800万ドル)をコインベースから他のウォレットに移動
このレディットユーザーは、クジラが2万5000BTCを2億1500万ドルで売った後、2億ドルで同じ2万5000BTCを買い戻したのではないかと指摘。つまりクジラが短期間で売り買いをすることで1500万ドル(約16億円)儲けたのではないかと主張した。
今後は?
一方、仮想通貨に詳しいeToroのマティ・グリーンスパン氏は、今回の急落でビットコインは「強気のトレンドライン」を割ったと指摘。テクニカル的により保守的なトレンドライン(約6400ドル~7100ドル)まで下がる可能性があると述べた。
https://jp.cointelegraph.com/news/did-the-whale-move-bitcoin-price
見直しの年
これまでの仮想通貨市場は、投機目的の方が多かったですし、ICOも乱発され数え切れないほどの通貨が生まれました。
2019年は、それの見直しの年だと考えています。
実需がある通貨だけが生き残り、実需のない通貨は消えて行くと思います。
また、後に述べますが、2020年4月より、正式に金融商品となり、規制が入りますので、レギュレーションを満たさない運営などは、淘汰されます。
メインプレイヤーの変化
仮想通貨は時代とともに市場のメインプレイヤーが変わってきています。
2014年までは技術者、
2018年までは投機家、詐欺師、一部の実業家、
2019年以降は実業家、投資家となると考えます。
私が良く言う、イノベーター理論で言うところのアーリーアダプターがこれまでのプレイヤーです。
現在の仮想通貨保有率は11%であり、イノベーター理論では16%から一気に普及に入ります。
その年が、2019年です。
裏付ける根拠として、
ビットコインETFが、今年に認可される可能性が高いこと、
ETFが実現すれば、機関投資家の大量のマネーが仮想通貨市場に流れ込んできます。
リップルの提携企業がかなり増えてきており、日本においてはSBIと共同会社を設立してます。
しかも、SBI代表の北尾氏がリップル社の取締役に就任しています。
あと、日本おいては楽天、LINE(正確には韓国)、SBIなど既存事業を持つIT大手企業から仮想通貨が発行される予定です。
他の例を言えば、
ボイントサイトで有名な、げん玉を手掛けた金光氏、
セゾンポイントの永久不滅.comを手掛けたタイレルシステムが、
COINCOMEと言う、従来のキャッシュバック率よりも大幅に高いキャッシュバックサイトを作ります。
ここで発行されるポイントは、仮想通貨になります。
事業家達が参入する事で、一般の方々が仮想通貨を意識せず仮想通貨を使う事になるでしょう。
さらに、先日5/31に可決された改正法案により、正式に金融商品として認められました。
改正法案は、2020年4月に施行されます。
今後は?
先ほど述べた企業等は、これを見越して、仮想通貨事業への先行投資をしておりました。
日本において、正式に金融商品として位置づけられることにより、2019年以降は投資家、実業家たちの参入が多くなることは、間違いないと思います。
このように、投資家、実業家達が、仮想通貨市場へプレイヤーとして入ってきます。
彼らのマネーはとてつもなく大きいので、仮想通貨市場の規模は、現在よりも飛躍的に大きくなり、そして安定を得ます。
したがって、今、仮想通貨(暗号資産)に投資をしている方達は、これからのビックウェーブに乗れることは間違いないでしょう。
但し、ビックウエーブに乗るためには、投資家、実業家目線で考える必要があります。
つまり、ビジネスとして実需があるコインに限られます。
技術力は高いけどマーケティングが上手でないコインについては、残念ながらビックウェーブには乗れないでしょう。
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