米銀行、ブロックチェーンを着々と導入!

米国の銀行バンク・オブ・アメリカが、IBMを上回る数のブロックチェーン関連特許を申請しています。
これはどういうことかというと、バンク・オブ・アメリカは、金融システムにおいて、将来的にブロックチェーンが進出し広く普及していくと予想し、その準備段階として、数多くのブロックチェーン関連の特許に着手しているということです。
企業における秘密鍵(暗号化したものを対象者のみが開けられる鍵のようなもの)の保管における特許もそのうちの1つで、将来的に仮想通貨が広く民衆に普及することを前提に設計されており、個人は、この秘密鍵を自身で管理するよりも、銀行などの管理機関に任せた方が安全だと考えていると主張。
特許を申請したメンバーは、このようにコメントしています。
「企業は、日常的に膨大な数の金融取引を行っている。そして、金融取引に仮想通貨を取り入れることも、技術の進歩によって常識となるかも知れない。よって、一部の機関においては、仮想通貨を安全に管理できる方法が必要なのだ。」
バンク・オブ・アメリカは、ブロックチェーン関連の特許を50近く申請しており、この数は、すでに6月時点で世界有数のテクノロジー企業IBMも上回る数であるとされています。
ただし、ビットコインを始めとする仮想通貨は、既存金融システムとは違い、送受信者が明かされていないため、決済システムとしては極めてリスクが高いと、今年2月に提出された同バンクの年次報告書では、不安視もしていました。
このように金融大手としての立場を明らかにしつつも、世界でも有数の金融機関であるバンク・オブ・アメリカが、将来に備えて数多くのブロックチェーン関連特許に着手していることは、注目すべき動向であると言えますね。
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