イーサリアム(ETH)これからの将来が楽しみ

リップルと時価総額第2位を競い合っている、まだまだ発展途上のイーサリアム。
次回、大型アップデート(イスタンブール)の日程が明らかになり、2019年は期待に胸が膨らみます。
さて、先日、大型アップデート(コンスタンティノープル)行われましたので、その成果を見てみましょう。
コンスタンティノープル
その成果は着実に見えてきており、1日のブロック生成数が劇的に上昇しております。
アップデート後の1日平均ブロック生成数は1,500以上に増加しており、ブロック生成時間も約19秒から14秒へ短縮されております。

これは、今回のアップデートに含まれていた「EIP 1234:ディフィカルティボムの延長、マイニング報酬の減少(3ETH→2ETH)」によるものと考えられます。
ディフィカルティボムとは、従来チェーンのマイニング難易度を上げて行って、ハードフォークの際に従来チェーンから新しいチェーンへの移行をスムーズに行う仕組みの事です。
そもそもイーサリアムはPoSへの移行を計画しており、Posを実装した新規チェーンへの移行を促す目的だったのですが、度重なるアップデートの延長により、移行しないままでのディフィカルティボムによるマイニング難易度の上昇に伴いブロック生成速度が低下し、dApps等にも悪影響を与える可能性が出てきておりました。
その為、これまでのアップデート毎に延長措置が取られてきており、今回のアップデートにより、一旦マイニング難易度は収束する形になりました。
イスタンブール
こうした経緯を経て、いよいよ次回の大型アップデート(イスタンブール)となります。
今年1月に、イーサリアムの元コア開発者Afri Schoedon氏は、イスタンブールのスケジュールについて、今年10月にメインネットアクティベーションが可能になることを示唆しています。
GitHubの「Ethereum Core Devs Meeting 52 Agenda #66」で掲載さているイスタンブールのスケジュールは以下の通りとなっています。
日程 | イベント |
2019/5/17 | イスタンブールへの提案受け入れ最終期限(hard deadline) |
2019/7/19 | 主要なクライアント導入の期限(soft deadline) |
2019/8/14 | テストネットハードフォーク予定 |
2019/10/16 | メインネットハードフォーク(イスタンブール)予定 |
これはあくまでも現時点の公表であり、これまでの過去のアップデートの延期の頻度を勘案すると、今回の日程の延期も十分に可能性があると言えます。
イーサリアムの将来
次回の大型アップデート(イスタンブール)が、もし予定通りに行われたとすると、10月と言えば日本では消費税増税が始まる予定です。
こうした経済的混乱の中に、時価総額2位のイーサリアムのアップデートが重なり、仮想通貨市場も大きな変化を見せる可能性もあります。
また、イーサリアムの価格が下がり続けている事を懸念されている方が多いとは思いますが、イーサリアムはプラットフォームであり、新規通貨発行に使用されます。
新規通貨発行ICOの7割が、イーサリアムを使用していますので、世界各国でのICO規制により、イーサリアムの価格に影を落としています。
そうした各国のICO規制の要因として、詐欺的ICO等がある事と、法整備が追い付いていないという点で、手っ取り早い解決策として規制となっておりましたが、多くの主要国では、ICOのうち、投資性を有すると認められるものについては、既存の証券規制の適用対象となり得る旨を明確化し、注意喚起や規制に基づく行政上の措置等を実施していく事となりました。
これから各国の法整備などが追い付けば、ICO解禁の国も増え、イーサリアムへの期待が集まって来るのではないでしょうか。
あと、ビットコインETFの話題で陰に隠れてる感もありますが、イーサリアムETFも申請されています。
現在、申請は保留状態となっておりますが、承認され上場すれば機関投資家の大量の資金が流れ込んでくるので、大きく値を上げる可能性があります。
今後、ますます目が離せないイーサリアム。
上記で述べたような事を勘案すると、長期的に見て今の価格はとても安いと考えます。
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