【InterCoinCapital】ICB Wallet(ICBウオレット)に関する考察と検証

最近、Twitterなどインターネットで情報を見かけるようになったICBウオレット。
11月から中国で流行り始め、これから日本でも流行ると言われていますが、さて本物なのか?詐欺スキャム、ポンジスキームなのか?
PLUS TOKENの二番煎じ感の強いイメージですが、後発の為、月利約12%とPLUS TOKEN(月利約10%)よりも若干良い利回りを提示していますね。
まだ出始めたばかりなので、情報は少ないですが、色々と調査、考察、検証をしていきます。
※随時情報を書き足していきますので、興味のある方はこのページをブックマーク等して、時々チェックして下さい。
Contents
ICB Walletとは?
ICB Walletは、InterCoinCapitalが提供する、仮想通貨ウオレットになります。
まずは、InterCoinCapitalについて調べてみましょう。
InterCoinCapitalについて
InterCoinCapitalの公式ホームページ
https://www.intercoincapital.com/
まず、サイトに掲載されているロードマップから見ていきます。
時期 | 計画 |
2019年第1四半期 | アメリカにて、AIクラウドマイニングラボを設立 |
2019年第2四半期 | 取引所(IntercoinX PRO-Trading Edition XiaoMeng 2.0)をオープン |
2019年第3四半期 | ICB(International Coin Bank)の立ち上げ |
2020年上半期 | AI自動取引プラットフォーム(XIAOMENG 3.0) |
2020年下半期 | デジタルアセットプロジェクトのクラウドファンディング、VCを開始 |
2019年第2四半期に取引所をオープン、2020年上半期にはAI自動取引を開始させる計画のようですね。
この取引所の集客の為に、ICB Walletと月利約12%のサービスを提供している感じですね。
この戦略は、PLUS TOKENと酷似してますね。
2019年第3四半期には、ICB(International Coin Bank)の立ち上げとあります。
公式サイトでの説明は以下の通りです。
ICBは、ブロックチェーンやデジタル資産への投資、資産管理、資金調達、支払い、多機能電子財布などの包括的な金融サービスを顧客に提供する、包括的な金融エコロジーチェーン上のサービスプラットフォームです。
私たちのビジョンは、ブロックチェーン技術の世界で最も強力な推進力に成長することです。
ここも、PLUS TOKENと酷似していますね。
では次に、取り扱い通貨を見てみましょう。
このイメージを見たところ、10コインを取り扱っているようですね。
- ビットコイン(BTC)
- リップル(XRP)
- イーサリアム(ETH)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- イオス(EOS)
- ライトコイン(LTC)
- テザー(USDT)
- エイダ(ADA)
- イーサリアムクラシック(ETC)
- ネオ(NEO)
※2018/12/23時点の時価総額順
さらに進むと、パートナー会社が記載されています。
有名どころがずらっと並んでますね。
ちょっと私の感想では、スタートアップ企業にしては有名どころが並びすぎです。
ここは事実かどうか確認が必要ですね。
12/25追記
パートナーとして記載されている各社に問い合わせを行いました。
各社回答については、後ほど記載いたします。
あとは、アービトラージの記載がありました。
以下のように説明しています。
私たちのAIアービトラージシステムは、世界中で150以上の取引所をスキャンして、さまざまな取引所で異なる価格のコインおよびトークンの「ペア」を瞬時に取得し、高度な自動裁定取引(安いところで買い、高いところで売る)を行うことができます。
ICB Walletの月利12%は、このアービトラージによる利益による配当と考えて良いようです。
ここも、PLUS TOKENと酷似していますね。
ICB Walletについて
公式サイトには、ICB Walletそのものに関する記載を見つけることが出来ませんでしたので、利用ユーザーの情報を集めてみます。
ICB Walletのユーザーの投稿や記事は以下の感じです。
ICBウォレットは
先月の11月に、中国から流行り始めたばかりで
まだ日本に全く出回っていません。
大化けする可能性大です☝️✨
ビットクラブ乗り遅れた人やBTC、XRPなど枚数を少しでも増やした
い人是非ご参加して下さい(笑う)❗️ICBウォレットに入れてる額の日利0.4%が入ってきます❗️
その内30%がICBトークンとして入ってきます‼️扱っている通貨は
BTC. ETH. BCH. XRP. USDT. LTC. EOS. NEO. ADA. ETC. BCHSV
と少なくないです🙌最低入金額は1000ドルからです。
ただ入金上限金額は有りませんが、
ICBウォレット全体での運用額には制限が有ります🤦♂️ICBウォレットの運用額が上限に達しましたら
参加出来なくなるので、ご注意して下さい。中国から流行ってることもあり、既にNEOは上限に達しています😵
※2019年1月に枠が増え上限が上がる予定なので安心してご参加下さい🙆♂️
この配当で会員増やしまくって、分散型取引所の手数料などで
儲けるのが目的にしてるようです👀!
アンドロイドのアプリには、
もう取引所の機能は付いてるみたいですね✨
※テレグラム投稿より引用
ICB Walletは
☆12月中旬において、BTC, ETH ,BCHABC ,XRP ,USDT, LTC ,EOS, NEO ADA, ETC ,BCHSVの
11通貨の運用ができます。☆ひとつの通貨1000ドルからの運用です。
登録後72時間以内に入金のなかった場合、ログインIDは無効となってしまいますので、再度の登録
をしてください。☆このWalletをまわりに紹介することで、権利収入が得られます。
☆毎日の配当は、70%が預けているコインで。そして30%はICBコインでの配当となります。
☆本人が運用した金額の10%、直紹介した人が運用した額の10%が配当になるようです。
☆270日間、このWalletに預け入れておくと、預け額の倍相当の株主配当がもらえるとのこと。
※「J-Dream」様より引用
運営会社
運営元:InterCoinCapital
本社:シリコンバレー
従業員:100名以上
オフィス:世界30ヵ所以上
利用時の注意点
登録後72時間以内に入金が必要 ※時間を超過するとログインIDが無効になる
最低運用額:1.000ドル以上
送金時の着金反映に時間が掛かる
各通貨の運用(預入)には全体で上限額あり
90日以内の出金手数料は「5%」
配当について
日利0.4%
翌日8時までに配当 ※毎日23時入金分まで
配当通貨:預入通貨70%:ICBコイン30%
50ドル以上から出金可能
※ICBコインは、2019年4月(予定)取引所OPEN後に他通貨との取引が可能。
現在の月利は10~15%ですが、2019年2月1日より8~13%へ配当が調整される予定だそうです。
※「エクセル東京投資倶楽部オフィシャル代表ブログ」様より引用
〈12月17日〜ICBwallet運用〉
12月17日に14 ETH預けて運用した結果です。
5日で0.195ETHと0.084ICBコインがもらえました。
(ICBコインは取引所がオープンしてから使えるコインです。)ただウォレットに預けただけです笑 pic.twitter.com/qRFZSAIdUK
— ウユジン@副業でお小遣い稼ぎ (@uyuzin4554) December 22, 2018
他にも沢山ありましたが、大体これで概要は分かりますね。
- 対応通貨11種類
BTC, ETH ,BCHABC ,XRP ,USDT, LTC ,EOS, NEO ADA, ETC ,BCHSV - 運用条件
1通貨に対して1,000ドル相当以上 - 登録後72時間以内の入金が必要(※1)
登録後72時間以内に入金のなかった場合、ログインIDは無効となってしまいますので、再度の登録が必要 - 配当は月利10~15%、2/1より8~13%に
配当の70%は預けているコイン、30%はICBコインで貰える - 出金手数料
90日以内は5% - 最低出金額
50ドル以上 - 権利収入
直紹介(アフィリエイト)した人が運用した額の10%が配当 - 株主配当
270日間、このWalletに預け入れておくと、預け額の倍相当の配当 - 配当実績あり
14ETH預けて5日で0.195ETH、0.084ICBとの事
配当が、預けているコインで貰えるのは嬉しいですね。
ただ、一点気になるのが(※1)の72時間以内に入金が無かった場合、アカウントが無効になるとの事。
ユーザーを集めたいのであれば、アカウントを無効にしなくても良いのでは?とも思います。
また、入金を急かしており、入金させるのが目的にも感じられますね。
PLUS TOKENとの比較
PLUS TOKENと非常に酷似しているICB Wallet。
PLUS TOKENと比較してみました。
ICB Wallet | PLUS TOKEN | |
形態 | Webウオレット | アプリウオレット |
対応通貨 | 11種類 BTC、XRP、ETH、BCH、EOS、LTC、BSV、USDT、ADA、ETC、NEO |
8種類 BTC、XRP、ETH、BCH、EOS、LTC、DASH、DOGE |
運用条件 | 1通貨当たり1,000ドル相当以上 | 1通貨当たり500ドル相当以上 |
運用利回り | 月利約12%、2/1より約10% | 月利約10% |
配当受取通貨 | 70%預入通貨、30%ICB ※1 | PLUS ※1 |
出金手数料 | 90日以内5%、91日以降?% | 28日以内5%、29日以降1% |
最低出金額 | 50ドル以上 | なし |
権利収入 | 直紹介の運用額の10% 1,000ドル運用なら100ドル |
直紹介の運用益の95% 1,000ドル運用なら約95ドル |
取引所手数料配当 | 不明 | あり |
株主配当 | 270日預入で倍額 | なし |
※1 ICBは2019年4月より他の通貨と交換可能。PLUSは現時点でETHに交換可能。
比較してみると、ICB Walletの方が、1/31までは利回りが良く、株主配当が付くのも魅力的ですね。
注目すべきは、2018/12/23時点でPLUS TOKENが対応していない、ADA、USDTに対応していることですね。
USDTは価格変動リスクを避けるために換えている人がいますが、今まで効率よく運用出来るものがなかったのでICB Walletは魅力的でしょう。
また、ADAについてもPOSでの配当がまだ貰えないので、このような運用サービスはガチホルダーには魅力的な内容と言えますね。
対応通貨や収益面では、ICB Walletに軍配が上がりますね。
しかしながら、最低運用額、出金手数料の日数に関しては、PLUS TOKENの方が緩めですし、2019年4月までICBを他の通貨と交換出来ない点を考慮すると、とっつき易いのはPLUS TOKENかなぁとも思います。
InterCoinCapitalは信頼できるのか?
これが一番大事ですよね。
InterCoinCapital、ICB Walletに関して、ネット上で色々調べましたが、
第3者による、公的な情報は見つかりませんでした。
まだ、開始して間もないので情報が無いだけかも知れません。
PLUS TOKENにおいては、
国連発表、STO取引所認可、「2018年度ブロックチェーン海外で最も影響力がある10大ブランド」賞を授与などの
公的なニュースがあるので、信頼度と言った面では、今のところPLUS TOKENに軍配が上がりますね。
12/25追記
InterCoinCapitalのパートナー記載に疑問を感じたため、各社に問い合わせをしました。
各社の回答を下記の記事にまとめましたので、ご参照ください。
このことから、私は信頼できないと判断します。
結論
現段階では、ICB Walletに関して情報が不足しており、何とも言えません。
信頼度、とっつき易さの面から、運用商品として考えるならPLUS TOKENの方が、安心ですね。
ただ、ビジネスとして考えるなら、ICB Walletはまだ始まったばかりなので、リスクを許容して先行者利益を得ることが可能だと思います。
ICB Wallet、今のところ私は様子見ですが、非常に興味深い案件ですので、引き続き調査を行ってまいります。
12/25追記
公式サイトにて、虚偽のパートナー記載が有るため、私的にはまったく信用できない会社と考えます。
PLUS TOKENが順調にユーザー数を増やしているので、それを真似てサービスを展開しユーザーを増やして資金を搾取することもあり得ると考えます。
ICB Walletユーザーの皆様、十分ご注意下さい。
今のうちなら、出金可能と聞いております。
早めに出金することをお勧めします。
仮想通貨の運用をしたい場合は、信頼と実績のあるPLUS TOKENをお勧めします。
PLUS TOKENの詳細については、下記ホームページをご参照ください。
https://ex-pa.jp/s/pltoken1
※随時情報を書き足していきますので、興味のある方はこのページをブックマーク等して、時々チェックして下さい。
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